東京40s出産育児備忘録

東京都在住の40代。2020年10月に3人目の妊娠が判りました。

長男4歳の泣き声で警察に虐待通報されてしまった

先日21時頃、玄関のインターフォンが鳴った。

誰だろ、マンション玄関のオートロックは

どうやって入って来たのだろう?

お風呂に長男と入りながら思っていた。

 

夫が対応すると私服の刑事だった。

 

私は一切対応していないので、

ここからは全て夫から聞いた話。

 

夫に対応する刑事が1名、

その補佐役の刑事が1〜2名、

女性の職員(刑事もしくは児相職員?)、

制服の警官が15名ほど…

総勢20名弱がマンション廊下にいた。

 

子どもの泣き声で、かなり強く虐待を

疑う通報があったとのこと。

 

妻が入浴中に長男の散髪をしていて、

泣き叫んでいたことを伝えた。

長男は散髪がだいっ嫌いなのです、と。

 

その時の長男のセリフは

「やめてー‼︎ やめてー‼︎ ママやめてー‼︎」

「やめてって言ってるでしょー‼︎」

 

刑事の聞き取りの後、

玄関で刑事に子ども3人を見せた。

長男は真っ裸…

 

夫は、

「子どもの写真を撮っていいですよ」

「家の中に入ってよろしいですよ」

と言ったがいずれもなされなかった。

 

フォロー役なのか、女性の職員が

「そういうことってありますよね、」

うるさくてすみませんでした、と謝る夫に

「いえいえ謝らないでください」

と言っていたのは聞こえた。

 

刑事は、今度通報があった場合、

自宅の中に入らざるを得ないと

告げて帰っていった。

 

対応した夫はものすごーーーく

ショックを受けていた。

 

警察はマンション全ての部屋に

聞き回った様子だ。

 

私は、

「えー‼︎ やばいね、刑事くるとかウケる‼︎」

とか、とんでもない非日常感に

テンションが上がり

ニヤニヤしてしまった。

 

我にかえり。

 

近所の誰かに強く虐待を疑われたんだぁ…と、

通報した方の気持ちを考えてしまった。

 

子どもを心配する気持ち、正義感、

警察に通報するってすごく勇気が

必要だっただろうな。

 

いつから気になっていたんだろう。

今回の泣き声だけでは通報しないだろうなあ。

ずっと前から通報しようか逡巡していたん

だろうなあ。

 

うるさいのは本当に申し訳なかった…

 

これは、隣人トラブルだな、

と思った。

 

翌日朝、夫のスマホに昨夜の刑事から電話。

 

勤務先名や家族全員の名前、

連絡先などを聞かれる。

 

次回通報があったら家の中に入る旨、

昨夜の通報は、絶対に虐待だという強い

レベルのものだった旨をあらためて

言われた。

 

あと、長男の散髪は店に行ってくださいと

言われた 笑。

 

そして私は、児相に電話した。

 

近隣の方に長男の大きな声で虐待を

疑われ通報されました。

どうしたらいいでしょうか、と。

 

児相の回答は、

今まで通り生活してください。

3人の乳幼児の子育て、大変ですよね。

以上 笑。

 

連休明けには保育園にも

通報された事を伝える。

 

必ず警察は保育園に連絡すると

思われるし。

 

あーあ!

目まぐるしく必死で私たちなりに

子育てしているのに

労いの代わりに通報された。

 

私たちなりにがんばっているのに、

何も知らない赤の他人に否定されて

虐待の容疑をかけられた。

 

それに私たち夫婦は

打ちのめされてしまった。

 

通報された方は、ぜひ、

街でみかけた子育て中の親に

優しい労いの言葉も掛けて

あげてくださいね。

 

赤の他人の通報は、

親の心を大きくえぐるけど、

赤の他人の労いの声掛けは

大きな心の助けになる。